映画「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目覚め」は2017年にアメリカで公開されました。
低予算で製作された映画でしたが、なんと大ヒットした映画なんです。
しかも、この映画は実話なんですよ。
今回はそんな映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目覚め』のあらすじとキャスト・出演者、映画を見た人の評価・感想などをまとめて紹介していきます。
アカデミー賞にもノミネートされた実話を元にしたストーリーに注目です。
映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目覚め』の基本情報
Wishing @kumailn and @emilyvgordon great luck for their nomination for #TheBigSick at #Oscars2018. It has been a privilege and a joy to be part of this beautiful film.👍🙏 #BestOriginalScreenplay pic.twitter.com/kLEHRsRNKY
— Anupam Kher (@AnupamPKher) March 4, 2018
公開日:2017年7月14日、日本では2018年2月23日
監督:マイケル・ショウォルター
出演者:クメイル・ナジニア、ゾーイ・カザン、ホリー・ハンター、レイ・ノマーノなど
『ビッグ・シック』は実話を元にしたストーリー
Big thanks to @CriticsChoice for making The Big Sick the Best Comedy of the Year! pic.twitter.com/MaXAdlqf33
— Kumail Nanjiani (@kumailn) January 12, 2018
映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目覚め』は、実話の物語なんです。
しかも主人公を演じているクメイル・ナジニア本人の話で、彼は脚本を書いているんです。
そしてさらに彼の奥さんエミリー・V・ゴードンも脚本に参加しています。そう夫婦2人が脚本しているんです。
本人達が製作にも参加して、さらに主演もしているのでどれだけ事実に近い映画なのかという楽しみもありますしリアルに作られている映画でもあるんです。
アカデミー賞にもノミネート!
かなりの低予算で製作された映画だったのですが、公開されるとすぐにヒットします。
上映している映画館も数少なかったのですが、SNSなどで一気に話題となり、瞬く間に上映館数も増えました。
そして異例の大ヒット映画となったのです。
2018年3月に行われたアカデミー賞にも脚本賞としてノミネートされています。
映画『ビッグ・シック』のあらすじ
#TheBigSick wins Best Comedy at the #CriticsChoice Awards
Full winners list: https://t.co/RbLj0K6Ps3 pic.twitter.com/YbKQzuY5Xa— Entertainment Weekly (@EW) January 12, 2018
パキスタン人のコメディアンのクメイルは町の舞台に出ながらウーバーの運転手をして生活しています。
ある日舞台を観に来ていたアメリカ人の白人の女性エミリーと出会います。
2人は意気投合して1日一緒に遊び関係を深めますが、お互いもう会わないと約束して別れます。
しかし、相手のことが気になっていた2人は結局また連絡を取り、仲良くなっていきます。
そんな関係を続けていた2人ですがいつしかお互いに愛し合うようになっていました。
しかしクメイルにはある秘密があります。
彼の両親はしきたりを重んじるパキスタン人なので、息子の結婚相手はパキスタン人と考えていました。
そして彼が実家に帰るたびに、偶然を装ってパキスタン人の女の子を紹介してきます。
しかも両親は彼がコメディアンであることもよく思ってなくて、弁護士になって欲しいと思っていました。
しかしクメイル自身は仕事も恋愛も自由にしたいと思っていました。
が、親に反抗できずにいたのです。
ある日クメイルの家でパキスタン人の女性の写真を見たエミリーは、理由を尋ねます。
クメイルが真実を告げると彼女はショックを受けてしまいます。
エミリーはクメイルが自分の事を両親に話してくれていると思っていたのでした。
この事が原因でクメイルとエミリーは別れてしまいます。
それぞれ別の人生をあるきはじめた2人でしたが、ある日クメイルの元に1本の電話がかかってきます。
それはエミリーの友達からでした。
エミリーの容態が悪く入院したという電話でした。
クメイルは急いで病院に向かいますが、エミリーの意識はありません。
しかもドクターから原因が分からないので、昏睡状態にするからサインしろと言われます。
緊急事態だったので、クメイルはサインします。
そしてエミリーは昏睡状態に陥ってしまいます。
すぐに目覚めると思っていたクメイルでしたが、なかなかエミリーは目覚めません。
しかも治療のためにまだこの状態を続けると医者は言うのでした。
そんな時エミリーの両親が病院に到着します。
そして昏睡状態のエミリーの回復を待っている間、クメイルとエミリーの両親の奇妙な生活が始まるのでした。
『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目覚め』予告動画
映画『ビッグ・シック』キャスト・出演者
クメイル・ナンジアニ(本人)
Watch #TheBigSick on Prime this weekend and get (cheaper) food courtesy of Amazon @restaurants + free delivery! (@kumailn not included): https://t.co/5i6C2aylyV pic.twitter.com/dNgrDWkV2O
— The Big Sick (@TheBigSickMovie) December 1, 2017
クメイル・ナンジアニは自分で自分の役を演じています。
1978年 2月21日 生まれのパキスタン人です。
18歳の時に家族でアメリカに移住してきました。
そしてスタンドアップ・コメディアンとして仕事を始めます。
ここから映画では物語が始まっていますね。
現在はコメディアンだけでなく、脚本家や俳優としても活躍しています。
ゾーイ・カンザス(エミリー・ガードナー)
honored & thrilled THE BIG SICK won best comedy tonight at the critics choice awards! MANY MANY thanks to @leithclark & @KirinBhatty & @Nikkiprovidence for making me feel like myself but better. dress & bag & shoes by @MaisonValentino and jewels by @CHANEL 💛💛💛 pic.twitter.com/P6s3BXdSfU
— zoe kazan (@zoeinthecities) January 12, 2018
クメイルの彼女エミリーを演じたのがゾーイ・カンザスです。
1983年 9月9日生まれの アメリカ人です。
映画に出演する前はニューヨークで舞台女優として活躍していました。
2007年に映画に始めて出演し、2009年の「恋するベーカリー」で注目を集めました。
ホリー・ハンター(ベス・ガードナー)
Death, taxes and HOLLY HUNTER award nominations. Congrats are in order for her latest @SAGawards nod for #TheBigSick! pic.twitter.com/MIjsfTn9C7
— The Big Sick (@TheBigSickMovie) December 14, 2017
エミリーの母親を演じたのが、ホリー・ハンターです。
ちょっと変わったお母さんでしたが、エミリーのことを愛していました。
そしてまたクメイルの事も少しずつ気に入っていきます。
1958年 3月20日生まれのアメリカ人です。
「ピアノレッスン」でアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。
その後も多くの作品に出演しています。
レイ・ロマーノ(テリー・ガードナー)
YES we like winning. Especially parlor games pic.twitter.com/7DFqwf7buL
— The Big Sick (@TheBigSickMovie) 2017年7月16日
エミリーのお父さん役を演じたのが、レイ・ロマーノです。
優しいお父さんでちょっと奥さんのベスに尻に敷かれている感じです。
クメイルには最初から優しく接していました。
1957年 12月21日生まれのアメリカ人です。
俳優としてだけではなく、声優やコメディアンとしても活躍しています。
脚本は実話の元になった夫婦が共同執筆
What. A. Ride.
We’re so proud of @kumailn and @emilyvgordon. ❤#Oscars pic.twitter.com/df95vaLlA9
— The Big Sick (@TheBigSickMovie) March 5, 2018
ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目覚めがヒットした理由に実話が元のストーリーという事があります。
しかも脚本はクメイルとエミリーの夫婦が共同で執筆しているのです。
自分達の出会いをはじめ、自分達に起きたことを夫婦2人で執筆して映画にしたんです。
さらにクメイルは主演まで務めています。
2人に起こったことは笑える内容ではないのですが、そこはコメディアンのクメイルなのでうまく笑いに変えながら演じています。
そこがヒットした理由の1つでもあります。
映画『ビッグ・シック』を見た評価・感想は?
映画『ビッグ・シック』を見た人たちの評価や感想をまとめてみました。
ビッグシック
ルールが何だ、信仰が何だ。大切なのは家族と愛する人。隠し事があろうと勘当されようとそう簡単には他人にはなれない、そんな当たり前で忘れていることを思い出させてくれる。
つい笑みがこぼれるラスト、多幸感溢れる素敵な実話でした。 pic.twitter.com/m3r3qtE5r2— おくかいと (@kaitocinema) March 6, 2018
ビッグシックめちゃくちゃ良かった…観て良かった…そぐわない状況で鳴るXFILEのテーマはなんであんなに面白いんでしょう
— 右☆足 (@rfrfrf1224) March 14, 2018
ビッグシック観た。ゾ―イ・カザンかわいい。両家族どちらの描写もいい、クリームスプレーと兄との食事のシーンがすき。すぐにコメディが面白くならないところがリアルでつらい。要因はいろいろあるけど異文化の壁を超えたのは二人が心底惚れぬいてるからで、ビッグシック=恋の病でもあったのかなと。
— ULDシームレスパーキアン (@omorionsen) March 14, 2018
ビッグシック、ゾーイ・カザンとホリー・ハンターのわ〜親子だって思えるかんじよかったな。しゃべり方、表情がいろいろで楽しい素敵でなんか似てる。2人ともちょっとしたしぐさが最高にキュート!キュート!!
— はる (@haruchoko16) March 4, 2018
ビッグシックは実話なんだね。国柄とか人種とかで未だに制限される事ってたくさんあるし、伝統とか規則とかはもちろん大切なんだけど、でもそれに縛られたくない人を縛り付けるのはやっぱり違うよな~って思ってしまうし、その気持ちを再確認させてもらった気がします。クメイル葛藤凄かっただろうなあ
— 椎名 (@cna__) March 3, 2018
ラブコメディ映画ですけどそれ以上に人種のことや宗教のことなど考えさせられる事も多かったようですね。
まとめ
映画「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目覚め」を見ると心が温かくなれます。
そしてくっすとした笑いもありながら、最後まで見るとちょっとしたサプライズもあって楽しめる映画ですよ。